20210215「でんぱ組.inc/ウルトラ☆マキシマム☆ポジティブ☆ストーリー!! 〜バビュッといくよ未来にね☆〜」レポ

肝心のライブの話はかなり後半なんで、スクロールしてください。

起床。
モヒカンのサイドが伸びてきていたので、とりあえず散髪に行く。

一旦帰宅。
物販に行くか悩む。
というのも密を避けるという名目で整理番号ごとに販売される時間が異なり、俺の整理番号は13時頃なのだ。
ちなみに開場は18時。
雨も酷いし、最速物販組のため、解放後4時間近く待機時間が生まれるのが嫌だな~と思いつつ、推しの卒業ライブの物販をそんな理由で行かないとかある??? と天使側の俺の声がクソデカくて勝利。

赤い革ジャンに真っ黄色のズボン(今の子はズボンって呼ばないらしい、じゃあなんて呼ぶんだよ)。
革ジャンを脱ぐと黒いワイシャツ(ホワイトシャツの略なのに?)。
式典なので、黒を……って思ったけど黒の長袖がこれしかなかった。とんだ傾奇者だよ。
出発。

現場に向かう電車内で、でんぱ組の曲をSpotifyで聞く。
「STAR☆ットしちゃうぜ春だしね」というハチャメチャに明るい曲があって、歌詞も曲調もハッピーなのに何故かめちゃくちゃ泣きそうになってしまい、俺にも人間の心があったのだなと感じた。これが……涙……?(アンドロイド)

「ポジティブ☆ストーリー」という卒業する成瀬瑛美さんの作詞した曲があるのだが、向き合えなくて配信直後に一度聴いたきりだった。
なのに、Spotifyがランダムで流しやがり、イントロで即スキップ。やめろやめろ、心の余裕がないんだ。

ときどき鋭い謎の感傷が襲いかかるものの、基本的にはぼけーっとあまり実感がないまま移動をしていた。

豊洲着。
昼頃から雨は止むとの予報だったがありえないくらい降ってて病む。
物販待機列は後半部分は屋根がなくてしんどい。靴がぐしゃぐしゃ。

以前に現場通っていた頃に話をしていたオタクを見かけて、当時使っていたアカウントを使って話しかける。
忘れられてるかもしれないなと思い、リプライで格好を伝えておいたので、
「めちゃくちゃ変わっててわからなかったけど、わかりやすくて助かった」との言。
モヒカンはわかりやすい。便利。目印になる。オススメ。

ニット帽と、なんか推しセットみたいなやつと、フォトブック(実質パンフ)を購入。
寒いからニット帽欲しかったんだよね(ライブグッズを普段使いするオタク)。


当初の予定通り、荷物をコインロッカーに預けて小さいマイバッグにオタク棒や予備電池、モバイルバッテリーを入れることにする。
が、コインロッカーは300円(100円×3)が必要なのに、財布の中には500円玉しかない。
自販機で飲み物買って、崩すことを試みるも全品300円(会場価格)。
え?
詰んでないか?
お釣りも200円か700円かにしかならんし……
ということで、先程のオタクに両替できないか打診してみる。
無事に両替して貰えた。
圧倒的感謝。
本当にありがとうオタク……
過去の自分にも感謝……
アクエリアスを600円で2本買わされる羽目になるのを回避成功。

さて、開場まで残り4時間弱。
雨も「ドジャアアアァァアッッッ!!!!!」って擬音が目に見えるレベルで降っている。
事前にTwitterのオタクに聞いておいた時間潰し案のうち、築地に行って飯を食うは雨がヤバヤバのヤバなためになくなく却下。
ららぽーとに行って映画を見る案を採用することに。

ららぽーと、広すぎる。
開幕本屋があったので覗く。
探していたゲーミングお嬢様の1巻はここでも売り切れていた。
やはりNEXT鬼滅である。

モバイルバッテリーのケーブルを忘れていたことに気付いた&靴下が濡れて気持ち悪いので、その2つを買おうと考える。
なんかブランドっぽい服屋しかねえ。
靴下売ってなさそうだし、売ってても高そう、詰んだわ……と思いながら迷っているとダイソーを見つけて、どちらも解決した。
好きなブランドはダイソーです。

映画館に到着する。
時間的に観れる作品が
・ファーストラブ
・すばらしき世界
・樹海村
・さんかく窓の外側は夜
の4択。
申し訳ないが、どの作品もわからんし、なんかライブ前に余計に感情を動かしたくもなくなってきたので、映画も却下した。
すまねえ、事前に案を出してくれたオタクたち。

革ジャンをコインロッカーに入れると寒いかな~って思っていたが、俺のゆめとくせいであるあついしぼうのおかげでなんともなかった。
むしろ暑いまである。外気と室温の寒暖差、許せん。

映画館前のソファーに腰掛けながら、時間を潰す。
ライブ閉演後は時間的に食事を取れないだろうな~ということで、早めに食事を済ませる。
どみそっていう味噌ラーメン屋がうまそうだったので入店。
960円(特こってり白味噌ラーメン)+150円(麺大盛り)で1110円とちょっとお高め価格。
まあ、イベントでの飯と考えれば全然気にならないレベル。
味は本当に美味しかったんだけど、ナルトが見たことないくらいペラッペラで笑った。
それでもしっかり味がするからすげえよナルトは。


再度ダイソーに立ち寄り、交換用マスクとポケットティッシュと飲み物を買う。
ダイソー、一番好きなドラッグストアです。
ありとあらゆる駅の近くにダイソーできてほしい。

17時過ぎたので現場に向かう。
会場前で昨年迷惑かけたオタクに出会えたので、お詫び申し上げる。
実際に会ったら謝るつもりだったけど、会う機会がなかってん……
「会えてよかった!これが最後の機会かもしれないから……」
「とらおさん、ソロ活動応援します?」
「それは勿論、ライブも行きますよ!」
「じゃあ最後じゃないっすよ!」
めちゃくちゃいいこと言う。オタクいいこと言いがち。

整理番号は151番。
微妙かな~って思ってたけど、トータルでは早めの番号。嬉しい。袖も袖だけど、2列目。
入場後は足元にある碁盤上のマス目に立つことになる。
立って半畳寝て一畳とはいうものの、6分の1畳くらいしかない狭い範囲。そうだ。ここが私の最後の領地だ。ここで生まれ、ここで死ぬ……

オタクオセロ。挟むコマも挟まれるコマもオタクだからひっくり返らん。

既視感があるな~って思ったけど、これあれだ。SBRに出てくるディ・ス・コのスタンドであるチョコレートディスコ。ただのそれしか言わない。以上で終わりだ、それだけ。


ソーシャルディスタンスの名目はあるものの、これ普通にそこそこ混んでる電車くらいの密着感だけど大丈夫なのかな?

足元に荷物置けんじゃね? とは思いつつロッカーに預けた判断は間違ってなかったっぽい。始まったら絶対踏むし、踏まれる。

幕(カーテン)が黄色でめちゃくちゃ良い。
えいたそが自分で書いたと思われるライブの題字も可愛い。
どういう演出で使われるのかは不明だが、ステージの中央にベッドとこたつが置いてある。

ライブ開演前、円陣を組んで掛け声をしているのが聞こえる。高まる。

えいたそ原案のでんぱ組パジャマパーティーの漫画が事前にTwitterで公開されていたのだが、今回のライブはそれを元に演出が行われるようだ。
背景のスクリーンにTwitterでオタクたちが描いた漫画が沢山流れてくる。
エモい。俺も下手なりに描けばよかった。

セトリはもう全然覚えてないが(オタクは記憶を失いがち)、
檸檬色があって思わず天を仰いだ(オタクは檸檬色が大好き)。
流石に心の中でガチ恋口上を全力で叫んだ(檸檬色にガチ恋口上をぶち込む派のオタク)(賛否両論あります)。

曲は盛り上がるものも聴かせるものも多く集められていたように思う。
「強い気持ち・強い愛」のイントロでラップかますえいたそちゃんがめちゃくちゃかっこよくて惚れる。
フリースタイルティーチャーで培ったスキル、活かされとるな。

ところどころダンスなんかでえいたそを抱きしめるみりんちゃんやピンキーを観て、涙腺に来る。
なんて表現したらいいかわからない。寂寥感なのか、尊みを感じているのか……

最後にえいたそから挨拶。えいたその目にも涙が浮かぶ。
ああ、本当に卒業してしまうんだなあ……本当に今まででんぱ組でいてくれてありがとうだな、と改めて噛み締めているところに間髪入れずに始まる「ポジティブ☆ストーリー」。
ズルい。ズルすぎる。嗚咽が出そうになるのを堪える。
底抜けに明るい曲を送って旅立っていくのがえいたそらしいし、込められているでんぱ組やそれにまつわるものへの愛が感じられて、否応なく心が動かされる。

アンコール。
「ORANGE RIUM」から始まる。
口上は言えないけど、心の中で唱えてた。

その後メンバーがそれぞれえいたそに対するメッセージを言う流れからの「えいたそが卒業してこの先大丈夫かな…」「不安…」のセリフ。
は!?!?!?
ズルい。ズルすぎる。こんなにズルいことがこの世にあっていいのか。
「大丈夫!みんな(オタク)がいるし!」
そこから始まる「でんでんぱっしょん」。
俺は勘違いをしていたのですが、「でんでんぱっしょん」はこの世で一番エモいエモエモのエモなエモの塊曲です。ただ楽しくて、元気になれる曲というのは過小評価でした。
やべえ。やばすぎる。オタクは語彙力が貧弱だが、それも仕方ない。
こんなものを表現するには、言葉というものは種類も強度も弱すぎる。
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アンコールが終わり、でんぱライブではお馴染みのエンドロール。
えいたそが行進している映像とともに、今までのでんぱ組のえいたその歴史を写真で振り返る映像だった。
ありがとう。
本当にありがとうと思っているときは、もうありがとうしかないよな、って似たようなことがエアマスターという漫画に描いてあるんですけど、そんな気持ち。俺は坂本ジュリエッタだ。


声を出せない代わりに、ひたすらに拍手をした。
明日からただでさえパンパンの手が更に腫れて、クリームパンになることすら厭わない拍手だ。
ありがとう。少しでも気持ちが伝わればいいなと手を叩く。
会場に灯りが付く。

三度登場するメンバー。
ライブTシャツにスウェットのような格好だ。
ステージに用意されたベッドやこたつに腰掛ける。
ライブ後のアフタートークを寛いだ姿で披露したかったのだそうだ。
実際にレッスン着として使っているものを着用しているとのこと。
ダボッとしたシルエットで、スラッと伸びる生足が……ふーん、エッチじゃん……………………(急に正体を表すオタク)

「最後にみんなで写真を撮ろー!」の言葉から、それに向けて準備をした途端に流れ始めるハッピーバースデーソングのメロディ。
そうだった、卒業とライブの良さで頭から抜けていたが明日はえいたその誕生日なのだ。
全力で手拍子を贈る。おめでとう。本当におめでとう。生まれてきてくれてありがとう……
記念写真を撮影後に「最後に1曲歌って終わりにしたい」。
主だった曲はもう全部やったはず…なんだろう、と考えていると流れてくる「FD2」のイントロ。うおおおおおお!!!
最後まで全力でやりきった。

その後、メンバーからの挨拶があり、他のメンバーがはけていく中で残るえいたそ。
後ろで流れるのはえいたそソロ楽曲の「トキメキすちゃらかテキサス」。ま、まさかやるのか…!?
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と思ったが、やらずに再度最後の挨拶をして終わる。
帰るときまで楽しそうなえいたその姿に勇気づけられる。

いつもそうなのだ。
当然色々な気持ちはあるだろうし、ただ楽しいだけではないとしても、ファンには楽しい気持ちを届けたい。楽しい姿を見せたい。
そんな姿勢が伝わってくるところが最高で最強に素敵だ。

上記のような陳腐な表現ではなく、もっともっと言い表すに相応しい言葉があればいいのに。
またしても不勉強なために思い浮かばない。
いや、もしかしたらそもそも表現できる言葉なんてものはないのかもしれない。

言葉というものは不自由で貧弱だということを、声援を送ることが禁じられたライブで再度痛感した。

えいたそ、本当にありがとう。
そういうことです。つまりは。